たより4 季節のものを食べましょう
その季節にできる食べ物は、おいしく、栄養価が高く、安く、その季節の体にぴったりの食べものです。
反対に、本来その季節にできない食べ物は、旬の時に比べると味も栄養価も劣り、割高にもなり、不自然な食べ物を摂ることで体のバランスを崩してしまいます。
昔は、その季節にできるものしかなかったのであまり気にする必要はありませんでしたが、現在、スーパーの食品売り場を見てみると、季節に関係なくありとあらゆる食材が並んでいますし、外食や総菜も気を付けて選ばないと、季節外れの食材を体に取り込んでしまうことになります。
春
春に芽吹く山菜や野草は、冬の間に体に溜まった老廃物を排出し、体を目覚めさせてくれます。
例えば、山菜(うど、タラの芽、ふき、ふきのとう、よもぎなど)、えんどう、そら豆、たけのこ、菜の花、にら等
夏
水分が多い夏野菜は、体を程よく冷やしてくれます。
例えば、瓜科(かぼちゃ、きゅうり、ゴーヤ、冬瓜など)、オクラ、ししとう、とうもろこし、トマト、茄子、しそ等
秋
夏の間、太陽の恵みをしっかりと浴びた植物が、根に栄養を蓄えます。
秋に多く収穫される根菜類は、寒い冬へ向かうためのエネルギーになります。
例えば、芋類、きのこ類、根菜類(ごぼう、大根、人参、蓮根など)、かぶら、栗、玉葱、ブロッコリー、ほうれん草等
冬
冬は、秋に引き続き、根菜類、そして葉物野菜が多くなります。
鍋に入れる野菜が多くなりますが、これらは体を温めたり、風邪の予防にもなります。
例えば、キャベツ、小松菜、春菊、セロリ、葱、白菜、水菜等
春夏秋冬で分けましたが、くっきりと区切られるものではありませんし、収穫時期は、地域によってさまざまです。
野菜だけを例に挙げてみましたが、魚介類や果物などその他の食材にも季節があります。
スーパーで売られているものをうのみにせず、わからない時はインターネットや本で調べて旬の時期を知り、自然に沿った食べ物を摂るようにしましょう。
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