たより3 腹八分
「腹八分に医者いらず」ということわざがあります。
健康でいるために「食べ過ぎない」ということは昔から言われているのですね。
腹八分とは言いますが、体の状態によっては、絶食する方がいい時もありますし、体の声を
聞いて自分で食べる量をコントロールできるようになることが大切です。
ついつい食べ過ぎるという声を聞きますが、どうしたらいいのでしょうか?
世界的にみると9人に1人が十分な食料を得られていないという飢餓問題があります。
世界の穀物生産量は増えており、世界の人々が食べることができる食料は十分生産されています。
しかし、生産される穀物のうち主食などとして消費されるのは約半数であり、残りは家畜の
飼料などに使われます。
例えば日本では戦後、食が欧米型になるとともに輸入量が増え、現在、もしも食料の輸入が
ストップすれば日本でも飢餓状態に陥るほど自給率が低くなっています。
そして、家畜の飼料にはたくさんの穀物が必要であり、家畜の消費が多いということは、そ
の分飼料となる輸入穀物を消費しているということにつながります。
世界の飢餓問題のことを考えてみれば、飽食への欲求もやわらぐのではないでしょうか。
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